ぷかログ

熱気球パイロットとして世界を旅する空飛ぶフリーランスのイマ

【優勝】佐久バルーンフェスティバル2021

4都府県で3度目の緊急事態宣言が発令された2021年のゴールデンウィーク

去年はコロナウイルスの感染拡大で中止となりましたが、今年は無観客開催に加えて選手および関係者全員が2週間の健康チェックと抗原検査を受けての現地入りという対策を取り、2021年5月3~5日の3日間で開催されました。

3フライト8タスクが行われ、結果は【優勝】

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久しぶりの大会で緊張や不安、そして会場である佐久市の皆様の感情はどうなんだろうかと心配な気持ちもありましたが、食事に訪れた先の女将さん方には「無観客だけど、気球が飛ぶだけで嬉しい!」と歓迎して頂き、優勝することができて感謝の気持ちでいっぱいです。

では早速、大会を振り返っていきたいと思います。
競技についてはYoutubeでしっかり振り返りますので、ブログではその他の大会中のチームの様子をお伝えできればと思います^^

5月2日 大会前日(鼻顔神社→トラットリア・シン→ぴんころ地蔵)

大会前日の練習フライトは、強風のためキャンセル。

早起きだったのでホテルで少しゆっくりして、藤田家伝統の鼻顔神社へお参りに行きます。

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航空安全と優勝をしっかりと祈願。

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ランチは佐久で1番楽しみなトラットリア SINへ。本格イタリアンでサラダセットorデザートセットが選べて大満足ですよ。ピザも美味しそうだったので、来年はピザを食べてみたいです。

トラットリア SIN シンのネット予約・空席確認 | ホットペッパーグルメ

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オススメはウニの生パスタ

お腹を満たした後は、輪投げを楽しんで、ぴんころ地蔵にもお参り。
やずやバルーンチーム4人でこの輪投げで30分くらい遊んでました^^

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17時からのパイロットチェックインを経て、いよいよ佐久バルーンフェスティバルの開幕です!

5月3日 1日目・午前の競技

Task1 PDG(18m / 952pt)
Task2 HWZ(17.22m / 827pt)

フライトエリアである佐久は低気圧に覆われており、上空は速い風が吹いていましたが、接地逆転層が形成されているおかげで地上風は穏やか。この接地逆転層が壊れると風が速くなるということで、タスクは2つのみ設定されました。

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#2 HWZでは、急上昇からの急降下により気球がベコベコ…
この日を境に、にゃん吉はスクープなしで飛ぶことになりましたとさ。でも焼いちゃったワケではなく、急降下していて地上からの距離も近かったので、スクープ焼いてでも降下を止める必要があったという、やつです。

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雄大のぼそっとコメント
さあ大会だ!っとピリッとし気持ちがしっかり作れていなかった。アプローチのイメージがぼんやりしていて、詰めの甘い飛び方をしてしまいました。佐久の変わりやすい風で、相対的に上位を取れたのはラッキーでしたね。

5月3日 1日目・午後の競技(マレットゴルフ→大鷲のちゃんこ)

午後は5m/秒の強風の予報だった為、ブリーフィング自体がキャンセル。

お昼ご飯を食べている時だったので、「この後マレットゴルフ行く~?!」ということで、楽しみにしていたマレットゴルフをしに佐久総合運動公園へGOです!

浅間コースと蓼科コースに2ラウンドづつ、計4ラウンド廻れます。まずは蓼科コースを廻って、3ラウンド目の浅間コースでいざ勝負!

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後半までトップだった岡ぴーがプレッシャーに負け、最後に雄大が逆転勝利で終了!
強風の中でも、3時間半のラウンドでは足りないくらい楽しいマレットゴルフ、良い運動になりました。キャンセルの日にオススメですよ~。チーム対抗戦もやりたいですね。

運動してお腹を空かせたら、2019年の優勝賞品で頂いたちゃんこ券を握りしめて大鷲へ!

冷えた体に熱々のちゃんこ鍋が染み渡ります…

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優勝の楽しみだった大鷲のちゃんこ券、今年はないと女将さんに知らされました。あー来年はちゃんこ券ないのか…と落ち込んでいると、仲ピーさんが「優勝したら来年ちゃんこおごってあげるよ」と太っ腹発言!来年も美味しいちゃんこが食べられそうです笑

5月4日 2日目・午前の競技

Task3 PDG(13.0m / 1000pt)
Task4 FIN(0.94m / 998pt)
Task5 JDG(21.19m / 807pt)
Task6 JDG(11.15m / 906pt)

#4 FINは浅科小学校に設置され、雄大がトップバッターでエリアに入ってきました。下風はゆったりとコロコロと変わります。上空からすーっと降ろしながらゆっくりターゲットに近づき、25mほど離れたところからマーカーを回し投げしてオンターゲット!結果は0.94mとミラクルスローがでました。

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見逃した!という方はコチラからご覧頂けますよ!
http:// https://www.instagram.com/tv/CObYRP0la2Q/?utm_source=ig_web_copy_link

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雄大のぼそっとコメント
低空には南風から北風まで、薄い層がミルクレープのように重なり、その上にはっきりとした西風が形成されていました。やずやバルーンチームは、この日も1番に飛びあがり、すべてのタスクを高得点でまとめ、首位を守りました!手ごたえのあるフライトができました。

5月4日 2日目・午後の競技(おしゃべり→佐久平食堂)

佐久付近にHEAT LOWがあり、関東からの風が吹き込む…とやらでブリーフィングにてキャンセルが決定。

ということで、スイーツタスク決行だ!と、PETERSのケーキを食べに行ったらまさかのCLOSED!笑 ケーキ楽しみにしてたのに~

とりあえず次どうしよっか~とコンビニでおしゃべりしていると、隣に黒のキャラバンが停車してzen君登場。チョコ柿ピーをつまみながら晩御飯の時間までおしゃべりに花を咲かせてしまいました。

晩御飯は佐久平食堂。ボリューム満点のエビフライやカツがおトクに食べられます!

今大会、TVQ九州放送さんに密着して頂いているのですが、秋の大会にも取材に来てくださり、年末にドキュメンタリーとして特別番組で放送して頂けるんだそうです。これまでも熱気球競技を取材してこられている永戸ディレクターですが、競技の面白さを伝えたい!という熱意のもと、番組を企画してくださいました。

先日放送された「ソロ活女子」も大反響を呼んでいますが、こうしてテレビのお力を借りて、気球がもっと人気スポーツ・人気アクティビティになると良いですよね!

5月5日 3日目・午前の競技

Task7 HWZ(4.18m / 970pt)
Task8 FON(52m / 859pt)

前線が通過するタイミングで降雨の可能性もありましたが、メイン会場からの一斉離陸で2タスクが設定されました。

#7 HWZのゴールは東西に2つ設定され、コロコロと変わる風に翻弄されて西と東のゴールを行ったり来たり。まさにへジテーションワルツです。地上クルーはあっちこっち行ってバタバタ…最後に「西に行く」ということで私たちが移動している最中にゴールへのアプローチになってしまいましたが、本大会では片平Pチーム・上田Pチームと連携していたので、他2チームの地上班が地上風の情報を伝えてくれて助けられました!

結果はmでゴールに寄れてよかった!逃げ切り優勝です!

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雄大ぼそっとコメント
#7 HWZはどちらのゴールに行こうか上空で何度も悩み、プラン変更を4回もしていて、2つのゴールの間を通ってしまう最悪パターンも頭をよぎりましたが、食らいついていく強い気持ちで、何とか辿り着くことができて良かったです。

終結果 TOP10にUMユーザーが5名ランクイン!

2位に1200pt差をつけ、平均914ptというハイスコアで1位フィニッシュ!
Balcom teamの藤田父も3位で表彰台入りで、2年前と同じ親子で1-3フィニッシュとなりました。

TOP10に5名のUMユーザーがランクインしているのも、嬉しいですね。やはり、レースにはUltramagic Racerがオススメですよ!

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風の変わりやすい佐久は、雄大のように「今吹いている風をどう使うか」という飛び方が得意なパイロットに相性が良いのかも知れません。

最後になりましたが、佐久バルーンフェスティバルを開催へと導いてくださった大会運営および佐久市の皆様、本当にありがとうございました!
去年は3/5大会が中止となりましたが、コロナ禍でも対策を取って大会開催できることの証明になったような気がします。相当な調整が必要だったと思います、そのご尽力に陳謝致します。

また、コロナ禍でもこれまでと変わらずサポートしてくださる株式会社やずや様にも感謝致します。残りの4大会もやずやバルーンチームとして頑張ります!

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大会初日は久しぶりの大会で「まだまだ勝負勘が甘い…」と言っていた雄大ですが、最終日は着陸後すぐに「操作感の良さに震えた!」「もっと飛びたい!」と言っていたのが印象的で、大会が開催されることの重要性や楽しさを再確認することができました。

次の大会は10月の一関バルーンフェスティバル。とっても楽しみです! 

 

Photo thanks Hiroki Okada