サウジアラビア史上初！熱気球がマダイン・サーレハ上空を飛んだ！（どんなイベント?編）

2019年2月。

これまでなかなか熱気球の飛行が許可されなかったサウジアラビアで、遂に許可が下り、歴史上初となる熱気球50機がフライトしました!

…と、言うことは?

日本人で初めて、サウジアラビアの空を飛んだ。という事になります。

なんかスゴイ!!
今回は、「あのサウジアラビアでのイベントはなんだったのか?」をお伝えしたいと思います。

Winter at Tantra開催の地「Al-Ula」

首都リヤドの空港から飛行機で1時間半程の場所に位置するAl-Ula。

ここの旧市街にあった日時計がTantoraと呼ばれ、穀物などの植物を育てる冬の季節の始まりを知らせました。

この名をつけて行われた”Winter at Tantra”は2018年12月～2019年2月の3ヶ月に渡って開催され、Al-Ulaの各所で音楽祭や馬のレースが行われたり、特設のレストランができたりと大規模なお祭り。

サウジアラビア国内でも報道されていたようで、帰りの空港では警備員に「Winter at Tantoraで来た」と答えると、おぉー!!とかなりウェルカムしてくれた程、注目のイベントだったみたいです。

私達が参加した”Tantora Hot Air Balloon Festival 2019”(以下、THABF)もこのうちのひとつで、2019年1月31日～2月9日の10日間、50の熱気球がフリーフライトや夜間係留でゲストを楽しませるというものでした。

youtu.be

チェイス用の車やパッセンジャー用の車(ISUZU)は購入。仮設テントやトイレもちゃんとしていて綺麗。清掃も行き届いているし、スタッフも沢山居るし。こうした充実の運営体制の裏では十数億のお金がかかっているとの噂も。

こういうイベントなんだと理解できたのはサウジアラビア滞在から数日が経ってから。実際はイベント自体が1ヶ月弱で準備されていたので、私達は詳細がよく分かっていないままサウジアラビアへと飛び立っていました(笑)

Winter at Tantraへ出発するまでの流れ

2019年1月上旬。

「サウジアラビアでのイベントに50機を集めようとしている」とUltramagicのJosephが声をかけてくれました。私達はと言うと、佐賀で上げ膳据え膳の恵まれた環境で日々結婚式に向けた準備をし、その後は観光しながら栃木に帰るという自由気ままな生活を満喫中。こんな絶好の機会またとない!!と参加を即決。

1月末にはイベント開始らしいけど本当にあるのかな？スケジュールでは1月27,28日に出発…あと2週間だけど…

不安に思いながら、気球の輸送をUltramagicにお願いし、1月中旬に必要書類を提出。すると、必要な手続きはオーガナイザー側でやってくれるようで、こちらは待ち状態。

22日(出発の6日前)にサウジアラビア入国の為のビザが到着!!その後、出発予定の数日前になっても航空券の連絡がないので確認してみると「working on it」ということでドバイに設置されたオーガナイズチームは昼夜働きまくっている模樣。

27日は私たちの結婚式当日。

遂に航空券が到着！結婚式後に飛行機に乗ることも覚悟していましたが、こちらの都合を考慮してくれて、翌日28日に成田から出発となりました。

いよいよ、サウジアラビアへ出発！

(バーガーキングでご飯を食べた後、眠くてお昼寝していたら、予定より飛行機の離陸時間が早まっていて飛行機に乗り遅れたるという)まさかのアクシデントを乗り越え、Al-Ulaの空港に辿り着いたのは1/31の深夜11時すぎ。

オーガナイザーがお迎えの車を出してくれて、そのままキャンプへと向かいます。

道中の道には街灯はなく、星が綺麗。ヤバイとこに連れて行かれてても分かんないよな…とかいう妄想もしつつ、外を眺めているとすぐそばにそびえ立つ岩があるような。暗くて良く見えないけど、なんかすごい景色が広がっているような。途中から舗装された道から砂でできた道に変わり、キャンプへと到着。(左：夜のキャンプサイト、右：昼のキャンプサイト)