ぷかログ

熱気球パイロットとして世界を旅する空飛ぶフリーランスのイマ

【台湾】ホテルで2週間の隔離生活。警察から電話?!そんなエピソードもありました

2020年6月25日に日本を出発し、7月11日から開催される台湾気球フェスティバルに参加するために台湾へと入国しました。

入国後すぐにホテルへと向かい、2週間の隔離生活を開始。
今日がその12日目で、隔離生活も残り3日です!

前回の投稿のその後、今回は「隔離生活の様子」をお伝えしたいと思います。

前回の、日本を出国してから入国の様子はコチラからご覧ください~。

pukapuka-azure.hatenablog.com

 

部屋にチェックイン!まずやることは?

隔離生活を始めたのはRoomNo.605。

まずはチェックインをします。この部屋に置かれた5つの書類に記入し、写真に撮ってフロントのLINEに送ります。これで完了!

ホテルとの連絡は部屋に設置された電話かこのLINE。LINEでやり取りできるのはお手軽で便利ですよね!

次に、ご飯をもらう為の棚を準備。

f:id:pukapuka_azure:20200707190754j:plain
f:id:pukapuka_azure:20200707190847j:plain

アメニティや掃除道具(隔離期間中は自分で掃除なので)置かれているので、それらを移動させて部屋の外に設置します。そうすると、ここに食事を置いておいてくれるという訳です。

窓なしの部屋から窓ありの部屋へ

初めて部屋に入り、「広くて綺麗だし、ベッドも広々~」と浮かれながら写真を撮っていて気付いたこと…実は窓のない部屋だったのです。

f:id:pukapuka_azure:20200707190817j:plain

ここに2週間か~…と経験のない窓なし生活に不安が募ります。1,2日くらいは平気でしたが、3日目くらいから辛くなってきました。

何が辛いかって、電気を消すと本当にずーっと真っ暗で、目が覚めても夜中なのか朝なのか分からないこと。徐々に夜眠れなくなることで不安とストレスを感じる。

やっぱり人間の体内時計にお日様って欠かせないんだなぁと痛感します。

とは言っても、自分の健康は自分で守らなければ!
朝はラジオ体操をしてリフレッシュし、夕食の前にエクササイズの時間を設けて適度な運動を続けています。

そして隔離生活6日目。遂に窓ありの部屋へ移動です!

お世話になったR605からR510へ。
「R510のルームキーが部屋の外の棚に置いてあるから、移動していいよ~」とのフロントからの電話。荷物を持って部屋を出ます。

廊下の空気がすでにフレッシュに感じる…解放感

実は、部屋の扉を開けるのも食事を取り込む時だけと決まっています。なので、空気の入替えもできず、いつも食事が来た時にだけ一瞬廊下のフレッシュな空気を感じられるのがちょっとした楽しみだったんです。

さぁ、遂にR510に着きました!

f:id:pukapuka_azure:20200707190832j:plain

ドアを開けるとそこには壁一面にカーテン!
あぁ~窓がある!
しかも部屋が広くなってベッドも大きくなってる!
バスタブも大きくなってる!と歓喜

雄大とテレビ電話しながらカーテンをオープン。6日ぶりの外の世界にちょっと泣きそうになりました…

場所が変わったことで気分もリフレッシュ。残りの隔離生活は快適に過ごせそうです!

1日3食、デザート付きの配給システム

食事の時間は朝7時、昼12時(デザート14時)、夜18時となっており、部屋の外にある棚に届けてくれます。食事と別にお水も毎日10時に届けてくれます。

朝食にはジュース/コーヒー/ラテ/ミルクが選べるので、私は毎朝ラテをお願いしています。別のモノが欲しい時は事前にLINEでお願いすれば対応してくれるし、「コーヒーとミルク!」と2種類お願いすることもできるんだそう。優しいなぁ

f:id:pukapuka_azure:20200707190740j:plain

ご飯のお味は?

台湾はご飯やスイーツが美味しくて有名ですよね。お弁当もどれも美味しいんです!

毎日メニューが違うし、お野菜も入ってるし、スープもあって…フルーツもあるし。食事面はとても恵まれています。

f:id:pukapuka_azure:20200707190805j:plain

そして、夫婦でも別部屋の私たちのお決まりは、ご飯は話しながら食べる事。離れていても、ネット環境が整っているおかげで、テレビ電話や音声通話で簡単に会話ができて、ありがたいですね。

ありがたい!仲間からの差し入れも

台湾気球フェスティバルに参加するパイロット達は同じホテルで隔離生活を送っています。便利な世の中で、最近はUberEatsやFoodPandaという宅配サービスがあって気軽に注文できたり、ホテルのフロントにお願いすれば買ってきてくれたり、台湾フェスティバルのスタッフが差し入れをしてくれたりするので、充実した3食の他に差し入れのビールやスイーツなどもあって、食事で楽しませてもらっています。

f:id:pukapuka_azure:20200707190858j:plain

部屋から部屋へのお届け物も、フロントにお願いして棚に乗せておけば届けてくれるので、ホテルスタッフの皆さんにも本当に感謝…

部屋から出られないという不自由さによって、周りの人々の優しさが身に沁みます。

体調を毎日LINEとSMSで報告!

隔離期間中は、毎日体温を測って報告しなければなりません。

  • ホテルへの報告をLINEで朝晩の2回
  • 国の機関への報告をLINEで朝1回
  • 国の機関へ体調の異変の有無をSMSで朝1回
f:id:pukapuka_azure:20200707191525p:plain
f:id:pukapuka_azure:20200707191416p:plain

特に夜の体温測定は運動からのご飯に気を取られて忘れがち…何度かホテルから催促されてしまいました…

フロントとのLINEも絵文字やスタンプが可愛くて、いつもほっこりしています

恐怖!警察からの電話…

部屋を移動した日。
お風呂から上がってスマホを見ると、台湾の固定電話から着信が来ていました。

なんだろう?と思いながらかけ直しても繋がらない…

しばらくすると部屋の電話が鳴り、フロントスタッフが「警察から電話が来てるから繋ぐよ~」とのこと。

警察?!

電話が繋がると警察の方がいきなり中国語で話し出したので、「え…英語で…」とお願いすると、「Did you leave the hotel?」と…。

え…?と思いながら「No」と答えると、「いつまでホテルに滞在する予定なのか」と聞かれ、「7/10まで…」と答えると「OK!」と解放してもらえました。

なんか悪いことした?!なんで?!

と不安になりながら、ひと息ついていると今度はスマホに着信。

警察だと言って、パスポートNo・生年月日・国籍を聞かれて、また「OK!」とだけ言って終わり。

えー、怖い!なんで?!

何がなんだか分からないので、フロントに「どうして警察が電話かけてきたのか?」と聞いてみると、「詳しくは分からないけど、隔離期間中の人に確認をしてるんじゃないか」とのことで真相は闇の中…

ここからは私の推測ですが、スマホGPSで隔離下の人間は監視されていて、その位置情報GPSの位置がホテルの外(とは言っても位置情報はバッチリホテルの住所だったけど)に出たりしていると判断されると確認の電話が来るのかなと思います。

この日移動してきた新しい部屋には、それまでより大きな浴槽があったので、「半身浴でもしながらゆっくりしよ~」と思いスマホで動画を見ていました。その後シャワーを浴びていた時にSMSで位置情報が送られてきており、さらにその数分後に警察から着信が入っていたのです。 

それ以外にも、スマホの電源が切れると警察から連絡が来たりするようなので、しっかりと監視されているということですね~

f:id:pukapuka_azure:20200707190912j:plain

どこでどう監視されてるか分かんない…ちょっと怖いなと恐怖を感じつつも、隔離生活は残り3日!

名残惜しさもあるけど、これが終われば私たちは自由だー!

解放後はフェスティバルが開催される台東に飛び、PCR検査を受けて、大会に参加する予定です。

 

最後までご覧頂き、ありがとうございます!