ぷかログ

熱気球パイロットとして世界を旅する空飛ぶフリーランスのイマ

カンボジア・シェムリアップからハノイ経由で成田に帰国時の空港の様子

4月7日に7府県を対象に緊急事態宣言が出され、これからさらに1カ月は外出自粛生活。

日々感染者数や死亡者数が発表され、医療現場でウィルスにさらされながら必死に感染者の治療にあたる医療従事者のドキュメンタリーが配信されるなど、感染は死と隣り合わせであるという恐ろしい現状がすぐそこにある。

一方で窓の外には青空が広がって鳥がさえずり、目の前に広がる世界は平和としか言いようがなく、自分達にできることは「家に居る事」だけというのはなんとも無力…

f:id:pukapuka_azure:20200413130945j:plain

さて今回は、新型コロナウイルスによる感染が始まって3ヵ月も経とうとしていた、3月中旬頃の空港の様子をお伝えしたいと思います。

正直、もっと厳しいと思っていました…

 

 

帰国のタイミング

当初の予定では、3月17日にシェムリアップを出発し、バンコク経由で成田に帰国するAirAsia便を予約していました。

3月2日:AirAsiaからバンコク➡成田の便の欠航の連絡

日本への便が欠航との連絡が来ましたが、全ての便が欠航な訳ではなく、一部欠航になったようで、ちょうど私たちが予約していた便が対象に。
この時カンボジアでの感染者は1月に発見された1人から増えておらず、私たちが働いていたAngkor Hot Air Balloonも3月末まで営業予定、中国人のボスも中国での新型コロナウイルスによる感染が落ち着くまでカンボジアに滞在を予定していました。

3月3日:4月に出場予定だった渡良瀬バルーンレースの延期が発表

「じゃあ急いで帰る必要ないじゃ~ん」と、4月上旬に帰国を延期することに。
ただ、欠航になった便の振り替えや返金の手続きサイトに全く繋がらない…。そりゃあ相当の数の人がアクセスするだろうし、その為のシステムも急遽作った訳だから時間かかりますよね。(結局問い合わせのメッセージを送って受理はされたようだけど、返金自体は今のところされていない)

3月7日:カンボジアで感染者が増加し、会社スタッフ緊急招集

フライトの営業は3月15日まで、それまでの期間は最小限の体制で実施することが決定し、中国人スタッフは自国の方が医療面で安全と判断し、3月18日に全員帰国するとのこと。
さぁ、日本に帰るか?アジアのどこかに留まるか?
日本も日々感染が広がっていて安全とは言えない状況。かつ、飛行機での感染リスクを考えるとなるべく乗りたくないけど…。
色々考えた結果、「どこに居ても感染リスクはあるから、医療と保険の面を考えると日本に帰国した方が良いな」ということで、当初帰国を予定していた3月17日にVietJet便でベトナムハノイ経由で成田に帰国することにしました。

カンボジアシェムリアップ空港の様子

タクシーで空港に到着。チラホラ人は居るけど、普段よりもずっと人が少なくてガランとした空港。

チェックインすると、「QRコードを読んでWebの登録を行って」とのことで、ベトナムに到着する搭乗者には医療申告が義務付けられていました。

申告の内容は、搭乗者のパスポート情報・連絡先・搭乗便の情報・14日以内に海外に滞在していたかどうか、というもの。

f:id:pukapuka_azure:20200413130914j:plain
f:id:pukapuka_azure:20200413130924j:plain
f:id:pukapuka_azure:20200413130919j:plain
f:id:pukapuka_azure:20200413130930j:plain

夜遅い便だったので、夕食は空港内のレストランで。レストランはどこも通常通り営業はしてたけど、圧倒的な人の少なさです…

f:id:pukapuka_azure:20200413130950j:plain

機内へ搭乗すると、前方の8列程は空席が固まっていて、それ以降の座席はほぼ満員でした。なぜ前方の座席が空席で固められているのかは謎。

ベトナムハノイ空港の様子

2時間ほどのフライトを経てハノイに到着。

乗り換えの途中で検問が設置されており、ここで医療申告を提出します。紙で提出する列(写真の左の机のあたり)は長蛇の列ができており、webで登録済みだった私たちは短い列へ(写真の右の机のあたり)。

登録後に表示されたQRコードと番号で情報を確認されますが、「情報がない」と言われ(おそらくシステム的な問題)、書いていた紙の申告書を提出して通してもらうことができました。

f:id:pukapuka_azure:20200413130935j:plain

スタッフは防護服と防止、マスクを2枚重ね付けして万全の警戒態勢。

この検問を抜けた先には、検査スペースと思われる場所が設けられており、こちらには防護服にマスク、フェイスシールドを着用してさらに警戒態勢のスタッフが。

ただ、私たちはこのスペースの横を通った時には、検査しているような人やここに通される人も居ませんでしたね。

f:id:pukapuka_azure:20200413131000j:plain

その後はいつも通りの乗り換えで、無事に成田行きの便に搭乗。

日本・成田空港の様子

ハノイを出発して6時間後に成田空港に着陸。やっと日本に帰ってきたー!

f:id:pukapuka_azure:20200413131011j:plain

ベトナムのようにまた検問とかあるのかな~と思いながら入国審査へ。

余談ですが、成田空港の到着ロビーまでの道中は、日本伝統工芸品の写真が展示されていたりして、美しくいいカンジでしたよ。

おそらくサーモグラフィーで体温は測られていたのかな?
それ以外は何事もなく、入国審査の機械にたどり着きます。いつものように顔認証をして入国。

日本にはすんなり入れてしまいました。もっと何かコロナ対策のスタッフが居たり、注意事項とか呼びかけられたりするのかと思っていたのに。

さいごに

帰国後の2週間程、自主隔離生活をしようということで、車中泊生活をしながらなるべく自然の中で過ごしました。飛行機内での感染が不安でしたが、コロナによる症状などもなく、SOLA BASEに戻りました。

4月3日以降のイマは、海外から入国した全員に対してPCR検査を実施し、公共交通機関の利用を禁止したり、14日間ホテルなどでの待機を要請したりしているようですね。

とにかくしばらくは筋トレしたり花札したり、忙しい日々の中でできてなかったことをやりながらお家時間を楽しみましょう!

 

最後までお読み頂き、ありがとうございました!