ぷかログ

熱気球パイロットとして世界を旅する空飛ぶフリーランスのイマ

芸術!看板を出さない写真家による和装前撮り

2019年1月15日 佐賀。

日本文化を象徴する着物。中でも結婚する時にしか着ることのできない白無垢の持つ雰囲気には圧倒的な美と神聖さを感じます。

結婚写真角隠し


結婚式には、和装写真を撮りたい-。

ずっと持っていた気持ちを形にするべく、撮影を写真家の桑野五稜さん(以下「五稜さん」)、衣装ヘアメイクをカタフチ美容室(以下「けいこさん」)にお願いし、伝統とモダンが融合した一生モノの素晴らしい作品に仕上げて頂きました!


作品はGalleryに掲載しておりますので是非御覧ください。

https://pukapuka-azure.wixsite.com/pukapuka/maedori

 

照明という太陽をつくるのが楽しい

事前打ち合わせの中でそう仰っていた五稜さん。お正月明けてすぐの頃、ご自身のスタジオで撮影用の照明を調整して下さっていました。

けいこさんも、着物の襟をつけたり日本髪とかんざしのバランスを試行錯誤したりと、皆さんが撮影に向けて私達の為に準備して下さり、着々と当日に向けて進んでいっている感じがたまらなくワクワクします。


そしていよいよ当日。

最初は能舞台で白無垢のシーン。試し撮りの1枚がパソコンに映し出された時、目で見てイメージしていたものとは全く違う写真に驚きました。

結婚写真白無垢

松の絵の前に立つ人の存在感-。

人物が際立つ感じがスゴイ-。

重厚感がスゴイ-。

人物の陰影やバックに落ちる影、色味が絶妙な照明の位置や加減…まさに芸術です。

 

撮影は背景4パターン、着物5着で計6セッション。10時間にも及ぶ長丁場の撮影となりましたが、新しいセッションが始まると毎度のことながらスタジオに居る皆で「うわぁ、良いねぇ…すごい。」の嵐でとにかく楽しくて満たされた時間。

 

黒の衣装に黒のバック、赤の衣装に赤のバック。衣装と背景を同色にするのはタブーだと思っていたのに、こんなにも活かし合うのは素晴らしいプロの技です。

これらの背景は、五稜さんの独断と偏見で決めて頂いたのですが、実は事前打ち合わせの場で私達の顔立ちや人間性を観察されていて、そこからのイメージで作られたのだそうです。


美容師さん達に衣装を直してもらっている時のオフショットもアーティスト写真のようにカッコよく撮って頂きました。

結婚写真雄大

 

母から娘へ

使用した衣装の中には、36年前の結婚式で母が着用した色打掛が2枚。両親に買って貰った振り袖が2枚あります。


母が着た色打掛と振り袖のコラボレーションは母娘の想いを象徴する写真となりました。

結婚写真華菜子

実は、前撮りをどこでしようかと考えていた時に五稜さんの写真に惚れ込んで薦めてくれたのは母でした。今回の撮影大成功の立役者と言っても過言ではないかも知れません。


衣装やヘアメイクのお世話をしてくださったけいこさんを始めとする美容師の先生方は、撮影中ずっと着物のシワや広がりを直してくださり、その妥協をしない姿はとても美しいものでした。

結婚写真緑

人が何かに一生懸命な姿は感動ものです。


こうして周りの皆様に支えて頂き、撮影後に五稜さんの仕上げを経て作品が完成となりました。(自分たちが写った写真に対して言うのもナンですが)スバラシイ写真の数々はGalleryにて公開しております。是非御覧ください!

https://pukapuka-azure.wixsite.com/pukapuka/maedori

 

五稜さんのHPはこちらです

Goryo Kuwano Photographer - home