MOROCCO ACTIVE ADVENTURESでモロッコ砂漠ツアー。ノマド家族に会ってきた!(トドラ峡谷・ノマド編)
モロッコの砂漠ツアー2日目!
メルズーガのキャンプからラクダに乗って街まで戻ります。この日の目玉はトドラ渓谷とノマドのお宅にお邪魔すること!
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化石の山は本当に化石だらけだった!
グラディエーターの撮影に使われたスタジアムを横目に見ながら移動し、着いたのは道路沿いにあるちょっと小高い岩々したところ。
え、ここ…?
歩いて岩に近づいてみると、そこらじゅうにアンモナイト!貝の化石との2種類が所狭しと埋まっています。
化石の山と言われて、「刷毛で砂をよけながらやんのかな~?」というジュラシックパークみたいなものを想像していたら全然違いました。
探さなくてもある!
とにかく「わー!」とか「すごー!」の連発。
大きな化石はガッチリと岩にくっついているので、相当な重機を持ってこないと取れませんが、小さいものであればころっとその辺にも落ちていました。
しかも、持って帰ってもいいらしい…
ほんと?大丈夫かな?
ちょっと不安になりながらも、お土産にそれぞれ好みのアンモナイトをお持ち帰り。
しばらく化石を見て次に行こうとしているのに、まだまだワクワクしている雄大。化石は男のロマンなのでしょうか?
ロッククライミングの聖地「トドラ渓谷」
アトラス山脈を流れるトドラ川が作り出した渓谷。
断崖絶壁で、クライマーには人気なんだそうです。「ほらあそこに…」と指さされた先には、たしかにクライミング用の金具が設置されていました。
入口のところで車を降り、渓谷の中を15分ほどお散歩。
カメラに収まり切れないこの迫力!
涼しい風が吹き抜け、水の流れる音もします。
入り口から少し進んだところには、透明できれいな水が溜まっており、カップが用意されていて飲めるようになっていました。
ここで遊んでいた地元の子供たちはグビグビ飲んでいましたね。
いよいよ、本物の「ノマド」のお家へ!
トドラ渓谷のお散歩を終え、車にのって5分くらい走ったところで停車。
案内してくれたヨセフが良く知るその「ノマド家族」は、何十年もここの洞窟を使っているらしい。
私たちも日本で借りていたアパートを解約し、最低限の荷物を持って各地を転々としているので「ノマド」を語っていますが、彼らが正真正銘のノマド!
リアルノマドに会える!と胸が高鳴ります。
行く先はごろごろとした砂岩を登った先の洞窟。結構上の方で、ラクダ移動での筋肉痛に…効くっ…。
お家に近づくと、少年が迎えに来てくれました。この家族の末っ子で5歳くらい。
ヨセフに「この子は聞こえた言葉をアルファベットで書けるから、名前を言ってみて」と言われてやってみたのがコチラ。
ちゃんと「Fujita」と書いてくれたー!
これの何がすごいのかと言うと、彼らの言葉はベルベル語で、文字はてぃふぃなぐ文字と言われる「ⵜⵉⴼⵉⵏⴰⵖ」こういう文字を使います。
この子を含め家族は学校には行っていないので、友人であるヨセフが遊びに行くと彼にアルファベットを教え、人が発した言葉をアルファベットでタイプできるようになったんです。
ヨセフは自分達の基金で彼を小学校に行かせたいけど、ノマドは転々とする生活で、学校に行くには家族と離れなくてはいけません。
お母さんは、お父さんが去年亡くなったからこの子まで失いたくないということで、小学校に行かせる話はなかなかうまくいかない様でした。
私達がお邪魔したこちらのノマド家族構成は、お母さんと娘が1人、息子が4人の6人家族。
息子の1人は、3ヵ月程前に突然ヤギの放牧の途中で姿を消し、行方不明な状態だったんだとか。そして私達が訪れた数日前にふらっと帰ってきたそう。マラケシュで働きにいっていたらしい。
突然居なくなるなんて、私達にすれば失踪ものだけど、彼らは「居なくなっちゃったのよ~」くらいで、それぞれ自由なんだな~と。
コチラがお家の中の様子。
何がどうなっているのか、どんなものを持って生活しているのかノマド見習い的には気になるのですが、あまり人の家をジロジロ見てはダメかなーと遠慮…していましたが、写真を撮るのも「いいよ」とお母さんが優しい笑顔で言ってくれるので少しだけ。
どうでしょう?
思ってたよりは荷物多かった!
でも家族6人分だと少ないかな…?
夏でもこの洞窟の中なら涼しいし、移動する時にはいくらか荷物は置いていくようです。
そして、仮に他のノマドが来たとしても、すでに荷物が置いてあるということは誰かが使っているということで、後から来たノマドは入れないという暗黙のルールがあるらしい。
なので、この家族がここを見つけてからずっと使っているということです。
ヤギの赤ちゃんの大群
モロッコのお茶も頂いて、お家を後にしようと下っていくと、何かの鳴き声が…
なんと、ヤギの赤ちゃんが!いっぱい!
この夏に生まれたヤギの赤ちゃんは一頭のお母さんヤギと一緒にここでしばらくお留守番らしい。
近づいていくと、こっちに来てくれるし、服を舐めたりバッグを舐めたりかわいい!
一瞬でヤギを好きになりました。(後で服がすごいヤギ臭になっていたのは言うまでもない…)
いやぁ、それにしてもノマドの皆さんと会えたのは本当に嬉しかった!
ありのまま、思うまま自然と共に生きていて、控えめだけどとっても愛に満ちた雰囲気でした。
今夜の宿は贅沢!
この日のイベントを終え、宿へと向かいます。
ロビーからリゾート感満載のホテル!
これはすごい!とテンションが上がります。
実際、広い!綺麗!
ベッドルームと、もう1部屋隣にあって、それぞれにバスルーム。もちろんクーラーとWi-Fi完備。ウェルカムフルーツまでありました。
しかも、お値段は朝夕食付きで1人1泊55EUR!
朝夕どちらもバイキングで、品数もたっぷり。
砂漠キャンプのホテルはさすがに水圧がひくくてチョロチョロだったけど、こちらは快適で。
ゆっくりと休むことができました~
次はアイト=ベン=ハッドゥに行きます!
動画も見てね!
最後まで記事を読んで頂き、ありがとうございました!
また次の記事でお会いしましょう~