モロッコ砂漠ツアーに行ってきた！（アイト=ベン=ハッドゥ編）
モロッコ砂漠ツアー3日目の最終日は、世界遺産「アイト=ベン=ハッドゥ」へ！
アイト=ベン=ハッドゥへ続く道は「カスバ街道」と呼ばれ、「カスバ」という屋根の四つ角が塔になっているモロッコの伝統的な家が立ち並んでいます。
アイト=ベン=ハッドゥに住んでいるというお兄さんガイド
ホテルから、かの有名な映画スタジオ「アトラス・スタジオ」を軽く見学して、アイト=ベン=ハッドゥに到着。
私達の砂漠ツアーをアテンドしてくれているヨセフが現地ガイドを予約してくれていたようで、こちらの明るいお兄さんと共にいざ、アイト=ベン=ハッドゥへ！車道がないので対岸から歩いていきます。
隊商交易の中継地として栄えたこの地にはカスバと呼ばれる邸宅が数多く建築され、中でも特に有力であったハドゥ一族が築いたのがアイット・ベン・ハドゥの集落。
盗賊などから身を守るため、要塞のような構造になっています。その独特な雰囲気に魅了されてしまいました。
敵の侵入を防ぐため、集落への入口はひとつしかなく、通路は入り組んでおり、１階は窓がなく換気口のみ。
外壁には銃眼が施されており、集落の最上階には篭城に備えて食料庫があります。目指せ頂上！
入り口からいきなりカラフルなお土産屋がずらりと並び、目を引きます。対岸からみると茶色一色のアイト・ベン・ハドゥですが、入った瞬間に飛び込む綺羅びやかな景色に、おほ～と思わず感嘆のため息が漏れます。
しかも小綺麗！どうやら私達は映画の世界にタイムスリップしてしまったようだ。
しかし、9月の気温は30℃を越え、日差しがじりじりと降り注ぎます…灼熱の日差しが結構きつい。熱中症対策は必須です。
モロッコではハムナプトラやグラディエーターをはじめとする数々の映画が各地で撮影され、もちろんこのアイト=ベン=ハッドゥでも撮影されているのですが、ほとんどのセットは撤去され元に戻されています。
ですが、集落下流に建てられた門が「景観として良い」と認められたとかで、そのまま残っているのだとか。始めからあったものと違うんかい！と驚き。
そっちの方も通って帰ろうというガイドの言葉に「いいガイドで良かった～」とのんきに楽しむ私達は、その後ふりかかる災難をこの時は知る由もなかったのである。
アイト=ベン=ハッドゥを登頂！
ウィンドウショッピングを楽しみ、世界遺産にて暮らす事の厳しさのお話を聞きながら、いよいよ登頂。
やはり山頂は気持ちが良い！
暑さでバテバテなので、涼しい風が心地よく吹き抜ける日陰でぼーっと休みます。
上から見ると、結構遠くまでよく見えて、盗賊が来てもこれじゃバレバレだなー
そんなことを２人で話しているうちに、ふと思う。あれ？休憩時間、長くない？
後に気が付いたのですが、スタート時に廻ると言っていた門や奥の方は「オールカット」。
ガイドさんも暑くて歩くのがだるかったのでしょうね。おもむろにガイドをサボられていました。この後はアーティストの所へ行くそうな。
少し下っていくと、来た時には草を食べていたラクダが大変なことに！
え？
死んでる…？
え…どういうこと？
暑くてだらけているだけらしいけど…首がおかしなことになっていて衝撃的でした。
まんまと…ぼったくられた！
正直、アイト=ベン=ハッドゥでの思い出として真っ先に出てくるのは、残念なことに「ぼったくられた」こと…。
ガイドさんから友人のアーティストと聞いて連れてこられたのは、あぶり絵のお店。
私達が着くなり、「真っ白な紙を火で炙ると絵が出てくる！」というデモンストレーションをしてくれました。
あ～、砂糖水で書いてるやつね。甘くていい香り。
いつも旅先で、ポストカードや絵を思い出に買うことにしているので、「今回はまだ買ってないし、これ買っても良いかもね～」そんな話をしながら、ポストカードサイズの絵を吟味します。
ただ…値段がどこにも書いてない…
このあたりからちょっと不穏な空気を感じつつも、名前や日にちも入れてくれるというのでお願いしちゃいます。
いよいよ、お会計の時間！
店主の口から出たのは「100DH（約1200円）」。
え…1200円？そんなするの？高いよね？
そう思いつつガイドのお兄さんをチラリと見るも、何食わぬ表情。
ヨセフがお願いしてくれたガイド、というだけでなぜか信頼してしまっていたので、「あれ、そんなもんなのかな？」と思い、値段交渉もするこのなく100DH払ってしまったのですー！
お店を出て、「いや絶対高いよな…普通ポストカードって数百円くらいだよな…」と、自問自答を繰り返しているのは私も雄大も同じでした。
空港からの強面タクシーの運ちゃんにも交渉してたのに?!いつも値段交渉するのに?!
もう二人してヨセフがアテンドしてくれていることで油断してしまっていたんでしょう。やるせない気持ちに、しょぼしょぼと帰り道を歩きます。
あれ、映画の門の方も行くって言ってなかった？と、ここで、長い休憩時間との合点がいきます。
ルートも当初の話とは違って、来た道をそそくさと帰る。うゎー、なんてガイドだー！
しょぼしょぼな気持ちを引きずりながらヨセフと合流し、アイト・ベン・ハッドゥツアーは終了。
楽しめたか？と笑顔のヨセフとは裏腹に、私達はモヤモヤした気持ちを引きずりながらマラケシュへと移動するのでした。
MOROCCO ACTIVE ADVENTURESのヨセフの完璧なアテンドにより、砂漠ツアーは大満足の旅となりました！
みなさん、モロッコでツアー予約したいなという方は是非チェックしてみてください！
ご希望に添ったツアーをセッティングしてくれます！
そして、熱気球ツアーもそろそろ開始するかも？！
マラケシュ観光の記事はコチラ
最後までお読み頂き、ありがとうございます。
また次回の記事でお会いしましょう～
