ぷかログ

熱気球パイロットとして世界を旅する空飛ぶフリーランスのイマ

ポーランド選手権 in Leszno, Poland

佐賀大会も終わり、紅葉が綺麗な季節になりました。

この週末は大分県の天然炭酸水YOIYANAに炭酸水を汲み取りにいってきました!九重の紅葉が見頃で、初めて食べた鳥刺しも、おいし…美味しかったです…!

こんにちは、yudaiです。

レシュノ町の上


2019年9月4日~7日。
僕たちはポーランドのレシュノで開催されたPolish Nationalに参戦してきました。

なぜこの大会を選んだかというと、競技委員長のコマス・ユージニアスさん(リトアニア)が、先進的なロガータスク設定をすると聞いていたから。世界選手権の準備にうってつけと考えたのです。


機材は一式まるっと大会側からお借りしました。

球皮はカメロン製のレーサーTR70。初めてのカメロンレーサー。リップを引いてからの反応が気になりましたが、ストレスなくフライトできました。好きじゃないけど機体は問題なし。
備品もなんとかなったし、ドライバーは車持参で参加してくれたし、体調も良く大会スタート!

レシュノ離陸

天候は、最終日に悪天でキャンセルになったものを除いては良く、5フライト18タスクがコールされました。


なんと言ってもタスク設定が印象的でしたね。

飛んでみて、やっぱり全然違うな~って感じるのは、飛ぶ前の頭の中のスッキリさ。最終タスクまでどんな感じに飛ぶのがベストなのか、その全体像が思い描けないまま、なんとなく離陸を迎えてしまうので、勢いがない。

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数学の問題を解かされているのか

時間の計算が多々入ってきて、プランの組み立てが難しかった。フライト4では6タスクあったのですが、最後のRTA(定められたエリア間を最短時間で通過する), LRN(3点A,B,Cで作られる面積を最大にする), MDT(最小距離を目指す) の3タスクが時計じかけの摩天楼です。

レシュノブリーフィング

RTAのスタート地点は決められていて、結果を得られる到達エリアの中心点を自分で宣言します。

そのエリア内に入ったらロガーマークを投下、これがLRNのA点になります。


A点の投下から時計がスタートしてLRNの15分が始まります。B点はこの15分の間の、好きなタイミングで投下可能なので間を取って7分過ぎに投下しました。C点はA点投下から15分後のトラックポイントで自動的に決まります。C点が決まるとそこからMDTの時計がスタートします。


最短で5分後にMDTのロガーマークを投下できます。この日はスピーディで、地上風でも15km/h出ていました。どう飛ぶのがベストなのか…下風で一直線か、角度は少し変わるけど更に速い上の風を使う方が良いのか…わけわからんばい。

 

ロガーマーク押しのチキンレース

今回XDD(採点エリア内で2つのマークの最大距離を目指す)がロガーマークを使用して行われました。


エリアのギリギリを攻めるこのタスク(赤い矢印が最長距離となる端の点)。しかしマークがエリアの外になってしまうとノーリザルトです。パソコンに表示される現在地とエリアを確認しながらロガーマークを押すわけですが、表示ラグがあったら致命的になります。かといって安牌を置きに行けば得点は伸びません。

レシュノ地図

ロガーマークした位置が青矢印の部分。十分端を攻めたと思っていましたが、XDDの結果は16位で665pt…
ロガーマークでギリギリを攻める感覚、難しかったです。

 

またリベンジしたい!

そんなこんなで全然振るわず20位で終了。
上手に飛べてる人達はいるんだよなあ。来年はもっとこういう競技会に参加して、ロガーに慣れて、世界選手権に向けて準備するぞー!

レシュノ表彰式

 

最後までお読み頂き、ありがとうございます。
また次の記事でお会いしましょう~